リラクゼーションセラピスト検定1級について、実力アップ問題を作成してあります。カテゴリー別に分類してあるので苦手な分野を重点的に学習しましょう。
[186] 表皮について誤っているものはどれか?
① 表層から角質層、淡明層、顆粒層、有棘層、基底層に分かれる
② 皮膚本体に強靭さを与えている
③ 体の最も上側(表面)にあり、真皮と接触し細胞分裂を盛んに起こす基底細胞がある
④ メラニン細胞があり、メラニン色素を生産し、その色素の量で肌の色を決めている
≪解答≫は下にあります。
≪解答≫
② 皮膚本体に強靭さを与えている
ヒトの皮膚構造
- 体重の6.3~6.9%を占める
- 成人で約1.6㎡の面積をもつ人体で最大の器官
- 表皮は約0.2mm、真皮は2.0~2.2mm(手のひらや足の裏で異なる)
- 組成は、水分約57.7%、タンパク質約27.3%、脂質約14.2%、灰分約0.6%
- 皮膚は、表皮、真皮、皮下組織の3層からなる
表皮
- 表層から角質層、淡明層、顆粒層、有棘層、基底層に分かれる
- 体の最も上側(表面)にあり、真皮と接触し細胞分裂を盛んに起こす基底細胞がある
- メラニン細胞があり、メラニン色素を生産し、その色素の量で肌の色を決めている
真皮
- 表皮と接触する部位は真皮乳頭と呼ばれ、血管に富む血管乳頭と神経に富む神経乳頭がある
- 皮下組織と明瞭な境界を持たない
- 皮膚本体に強靭さを与えている
皮下組織
- 真皮と筋膜の間に存在している
- 真皮と比べると線維密度が低い結合組織で作られる
- 皮下脂肪が多く含まれ、栄養の貯蓄、保温作用、外力に対する緩衝作用の役割を持つ